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ジョンFBIファイル新事実


12月1日に開示されたFBIファイルにより、ジョンと家族が1977年―暗殺される3年前―に10万ドルの恐喝の標的にされていたことが明らかになった。1977年11月29日の日付が入った手紙にはこう書かれている。「私達はプエルトリコ民族解放軍テロリストです」「この手紙はあなたの人生へのポジティブな(脅威)です……」。その手紙は当時ジョンが暮らしていたダコタハウスの正面玄関のそばで、「頑丈な包装」に入った10万ドルを「事務員」に持たせて用意することを要求している。その手紙は一連の手紙の初回のもの。それらの手紙はすべて不完全な英語で書かれており、要求した10万ドルが用意されなければジョンとその家族を誘拐もしくは殺すと脅している。その手紙は次のように指示している。「お金を用意するために、あなたはこの手紙を受け取ってから、きっかり9日間与えられています」。その手紙はジョンがFBIや警察に連絡しないよう警告もしている。「いかなる方法でも私達を欺こうとしないでください、私達はその道のプロですから」。同じく同日開示されたFBIの内部メモは、ジョンが実際に、FBIに報告したことを示している。そのFBIメモにはこう書かれている。「1977年12月1日、ロックグループ『ビートルズ』のメンバーのジョン・レノンが、速達の手紙を受け取ったという報告をしてきた。その手紙はレノンとその家族を脅迫するもので、1977年12月9日までに10万ドルを用意することを要求するものだった」。結局、事件は起こらなかったが、脅迫者の正体が明かされたり、逮捕されたりしたかについてFBIは明かしていない。


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