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“KISSES ON THE BOTTOM”EPK(翻訳)


ポールのニュー・アルバム“KISSES ON THE BOTTOM”のEPK映像が公式HPで発表された。
以下、翻訳を掲載する。

[字幕]ポールとトミー・リピューマが、アルバム“KISSES ON THE BOTTOM”について、ロサンゼルスのキャビタル・スタジオにて、ジャーナリストのロバート・ハミルトンと語っている。

Q:あなたはアメリカの素晴らしいスタンダード曲を集めたアルバムを作ることについて長いこと話していました。なぜあなたはそんなに興味を持っていたのですか?
ポール:僕は子供の頃、そうした曲を聞いて育った。ほら、僕の父とその世代は、そうした曲を家でピアノで弾いていた。とくに大晦日にね。父はピアニストだったんだ。僕達はじゅうたんを巻いて(パーティーの準備をし)、女性達はあちこちでブラブラしながらラム&ブラック・カラントをすすった。そして30分もすると、みんな歌い始めた。そういう家族や、楽しい時間を思い出すから、僕はそうした曲が大好きなんだ。というのがひとつの理由で、もうひつつの理由は、僕が曲を書き始めたとき、それらの曲がいかによい構造をしているかを実感したんだ。僕は、それらの曲から多くの教訓を得たと思う。

Q:なぜ今、そのアルバムを作ろうと決意したのですか?
ポール:僕はずっと作りたかったんだ。それで僕達はニューヨークでトミーと会って、「僕はずっとそのアイデアに興味があるんだ」と話し始めた。しかし僕はこう言い続けていた。「僕にとって問題は、みんながそれをやっていることだ」。ロッド・スチュアートが、アメリカン・スタンダードものをやっていて、そして他にあれやこれ、ロビン・ウィリアムズもやっていたし、僕はとにかく「僕にはできない」と思っていた。なぜなら僕がやったら、「ああ、また、別の人がグレート・アメリカン・スタンダードをやっている」と言われてしまうと思っていたから。だから僕達にとっての挑戦は、何か違ったものをやることだと思った。 どの曲をやるかってことさ。それをやったうえに、僕が何曲か書けば、少し他と違いを出すことができる。最後には、今やらなかったら、絶対にもうやらないだろう、ということになったよ。

Q:新曲は、すぐにスタンダードとみなされる資格があると思いましたか?
トミー・リピューマ:私たちは、それについて話しました。ポールが言うように、それは事実です。私はそれをやった。私はそれをやりました。私たちはそれをもっとうまくやることができる。

ポール:最初、僕たちはもう少しべガスっぽいものを予測していた。ほら、そういう昔の曲をやるとなると、まず(べガス風に歌う) 「Long and winding road, babe」 みたいにしたくなると思うけど、それをやってみてから話し合いをして、「あっ」という感じですぐに調和した。

Q:トミーがそれをやるのに適切な人だという直感はどこから来たのですか?
ポール:僕達は互いのことが好きだし、彼は僕が言っている曲をすべて知っていたばかりか、それ以上に知っていたので、僕に提案もしてくれて、彼が提案してくれた曲はこのアルバムに何曲か入っている。そして話せば話すほど、彼は適切な人だという思いが強まっていった。彼はプロデューサーとしてのキャリアが長いし、僕達には共通点がたくさんあった。

リピューマ:私はポールの話を聞く前から、ポールは、曲の構造について、伝統的な感覚を持って曲を書いていると思っていた。そしてもちろんポールと合って彼の背景を聞くと、それはとても明白だった。彼はそうしたスタンダードの延長でやっていた。
Q:次回作の曲の準備をすでに始めていますか?
ポール:僕はしているよ。(リピューマと顔を見合わせて笑う)ほら、そうせずにはいられないよ。でもまずこれを終わらせよう。

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