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ジェリー・マースデン、‘How Do You Do It’を語る


9月24日、70歳の誕生日を迎えたジェリー&ペースメイカーズのリード・ボーカリスト、ジェリー・マースデンはBBCラジオのインタビューで、‘How Do You Do It’のビートルズ・バージョンとペースメイカーズ・バージョンを聴き比べたという。ミッチ・ミッチェル作の‘How Do You Do It’はもともとレコード・プロデューサーのジョージ・マーティンがビートルズに提案した曲である。
「当時、アーティストのために作品を探して、出版社の商品を聴くのは普通のことだった。それが私の生活の一部だった。長い時間をかけて曲を探した。私がビートルズに欲しいのはヒット曲だった。私は‘How Do You Do It’はヒット曲だと確信した。ソングライティングとしてはそこそこだし、それまでの人生で聴いた素晴らしい曲ほどではないが、多くの人々にアピールする要素を持っていると思った」とマーティンは『ビートルズ・アンソロジー』のなかで説明している。
バリー・メイソンがアダム・フェイスのために録音したデモ・バージョンをイギリスの作家スペンサー・リーのBBCラジオ・ショー『オン・ザ・ビート』が流したが、「バリー・メイソンのデモは、これまで断じて聴いたことがない」とマースデンはラジオで語った。「僕らはビートルズのアレンジした曲をもとにやっていたけど、僕らはおちょくったりしなかった。もちろん、ピアノを追加したけどね」
マースデン曰く、「ジョンがこの曲を嫌いだったのは明らかだ。ひどいもんだ」とマースデンは曲を聴きながらくすくすと笑った。「ジョンはブライアンに、『忘れてくれ、クソだ。ジェリーにやれよ、彼ならやるだろ』と言ったんだ。彼がそう言ったのも分かるね。ブライアンはビートルズ・バージョンのコピーを僕に送ってきたけど、エバリー・ブラザーズ向けのデモみたいなサウンドだった。ミドルエイトでは、(歌う)“You give me a feeling in my heart”って、ジョンはバディ・ホリーをおちょくっている感じのひどいパロディを演じていた。ブライアンが『これをレコーディングしたいか?』と聞いたので、僕は『イエス』と答えたよ。レコードが出せるならなんでもよかったんだ」。


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