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ポールが歌う名曲のデモが発見される


1964年の全英/全米No.1ヒット、ピーター・アンド・ゴードンのデビュー・シングル‘A World Without Love’はポールの曲だが、このたび、ポールの弾き語りデモがピーター・アッシャーにより発見された。
ポールはピーターの娘ジェーンと付き合っている頃、アッシャー家のロフトに居候していた時代があり、このテープもその時代に作られたという。「彼は2台のテープ・マシーンを持っていて、僕は1台持っていた。僕らは2人共(作った曲を)テープに録音したものさ」とピーター・アッシャーは語る。「ポールはその曲について話し、僕のために演奏してくれた(これが今回発見されたバージョン)」。また、ピーターはこの曲について、当時は「誰も欲しがらなかった」と証言する。「ジョンも好きじゃなかったらしいよ」。
ポールがこの曲をピーターのために弾いて間もなく、ピーターはゴードン・ウォーラーと結成したデュオ、ピーター・アンド・ゴードンとしてレコード契約をした。すぐに、ピーターはポールにあの未完成のバラードをもらえないかとたずねた。「ポールは『いいとも』と答えたけど、僕は彼にがみがみ言ってブリッジを書かせなくてはならなかった。数週間後、セッションぎりぎりに出来上がってきたよ」とピーター。だから、ピーターの持っているテープには曲のブリッジがないという。
ピーターはそのテープをロサンゼルスの倉庫で見つけた。現在のところ、リリースの予定はないが、ビートルズのファンは『ピーター・アッシャー:ア・ミュージカル・メモワール・オブ・ザ・シックスティーズ・アンド・ビヨンド』というピーターのツアーで聴くことができる。ショーはニューヨーク、シカゴ、ミネアポリス、アイオワ州のクリア・レイクで行われる。また、同じベッドルームでの録音テープでは、ポールが初期バージョンの‘I'll Follow The Sun’を歌っているのも聴けるという。


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