新着ニュース


肖像権を侵害したアメリカの会社との裁判で、ビートルズ側が勝訴


6月26日、アメリカ地方裁判所のジョセフ・グリーナウェイ判事は、ニュージャージー州ニューアークにあるインターナショナル・コレクターズ・ソサエティ(ICS)に対し、ビートルズの名前や肖像を使った切手の販売をやめるよう裁定した。ICSは1997年、チャド、ニジェール、タンザニアなどで発行されたビートルズ切手を販売し、ビートルズ側から訴えられ、その結果、17万5,000ドルの罰金と、何千枚もの切手の破棄を命じられた。あわせて、「通信販売の会員限定ならジョンの切手を売ってもよい」と認められていた。ところが、その数か月後、ビートルズ側が調査したところ、不特定多数に向けて販売していたことが明らかになった。4日間の審理を経て、この会社に対し、ビートルズ(全員ならびに個々のメンバー)の名前や肖像を使ったいかなる切手も販売してはならないこと、訴訟費用を支払うこと、ジョンの切手を売ることの許可を取り消すことが裁定されるにいたった。

ビートルズ側の弁護士は「私のクライアントたちはこの判決を非常に喜んでいる。今後もビートルズの商標や著作権の侵害を取り締まっていきたい」と語った。


[新着ニュース一覧にもどる]