ミュージック

サー・ジョージ・マーティンと息子のジャイルズ・マーティンは、『LOVE』の音楽監督として、ビートルズの音楽における革命の中心である。アビイ・ロード・スタジオのマスター・テープを用いて、ふたりのマーティンはこの2年間を、ビートルズ音源の全側面を結合させ、『LOVE』の音楽を創り上げるのに費やしてきた。

 
 

 

サー・ジョージ・マーティン
この仕事の難しかったことのひとつは、選曲のバランスを良いものにすることでした。手堅いヒット曲がじゅうぶんにあるようにもしたかったのですが、ベスト盤のようにはしたくありませんでした。興味深い、一般的にはあまり有名ではないビートルズ・ソングも使ってみたかったし、曲の断片も使用したかったのです。
 
 

 

ジャイルズ・マーティン
僕たちの使命は、スタジオでビートルズのマスター・テープを聴いたときに感じたのと同じ親密感を再現することでした。曲が生き生きとしてきこえることでしょう! 多くの人たちがビートルズをステレオなど、さまざまな方法で聴いている思いますが、このような空間で聴くということはまずありません。劇場の多くのスピーカーを通して、音楽が真のドラマを演出し、観客のみなさまは実際にビートルズのメンバーと同じ部屋にいるという感覚にノックダウンされることでしょう!